転職活動いつ、なにから、どうやって始める?~転職ノウハウAtoZ~

転職活動って、何から始めればよいのでしょう?どういったステップがあって、どのような準備が必要なのでしょうか?

ここでは、転職活動のはじまりからおわりまで、4つのステップに分けて説明していきます。納得のいく転職を実現するため、計画的に転職活動を進めていきましょう。

STEP① 転職の準備

キャリアプラン、人生プランを考える

転職を考えるにあたり、まず大切なのはあなたが今後どのようなキャリアを築いていきたいのかを整理することです。それは、どのような人生を歩みたいかを考えることにもつながります。

転職目的を職種・収入・条件といったキャリアの表層的要素のみで考えるのではなく、「人生で何を成し遂げたいのか」「もっとも大切なことは何か」という根本・本質的視点から考えましょう。転職を通じてどのような力を身につけ、どのように社会やマーケットに貢献していくのかを中・長期的な視野で考えることが大切です。

年表をつくり、自身の年齢と家族や大切な人の年齢を書き込んでみるのもよいでしょう。自分が〇歳になったときに、周囲の大切な人たちはそれぞれ何歳になっているのか。そのときにその人たちにしてあげたいことは何か、大切な人たちにとってどんな自分でありたいか、具体的にイメージしていくことで不思議とエネルギーが湧いてくるものです。

転職で実現したいことを整理する

キャリアプラン、人生プランがぼんやりとでも考えられるようになったら、今回の転職で手に入れたいものを具体的に考えていきましょう。たとえば、以下のような観点でそれぞれの目標を具体的に描きます。

◆仕事・貢献の目標
どんな仕事を成し遂げるか。どのような貢献を行うか。

◆能力・スキルの目標
どんな能力を身につけるのか。どのような成長を実現するのか。

◆環境の目標
ハード・ソフトの職場環境、居住地や通勤環境等、手に入れるものは何か。

◆収入の目標
転職当初、2~3年目、4年目以降の収入目標はいくらか。

Uターン・Iターン転職について

勤務先を変えるだけでなく、生活の拠点から大きく変える転職もあります。

一般には出身地への転居を選ぶことが多く、「Uターン転職」と呼ばれています。配偶者・パートナーの出身地へ引っ越す際は「Iターン転職」と呼ばれます。

勤務先のみならず居住地を変えるUターン転職・Iターン転職をする場合は、事前の情報収集がとくに重要になります。また、転居後の家族の暮らし方などを細かく確認し、家族の合意を得る必要があります。

関連記事

日ごろ転職相談でお寄せいただく質問にリージョンズのコンサルタントがお答えします。今回は「Uターン転職を考え始めたが、決めきれない」というご相談です。 ※個人情報保護のため質問内容は一部加工しています。 子どもの誕生を機[…]

関連記事

Uターン転職をすれば、「両親が側にいる」「都会より自然が多い」「通勤ラッシュから解放される」といったメリットが多くありますが、良い面だけではないのがUターン転職です。 とくに、自分一人ではなく家族を連れてUターン転職をする場合には、[…]

転職活動の流れを知る(スケジュール)

転職活動をどのように進めるのか、まずは大まかなプロセスを理解しましょう。

企業の採用手法・流れとしては以下のような方法が一般的です。しかし、応募企業によって選考の進め方や期間は異なるものです。事前にどんな選考があるのか、どのくらい期間を要するのか、可能な限り調べておきましょう。

①応募&書類選考
求人サイト・転職エージェントなどから求人情報に応募したあとは、履歴書・職務経歴書の情報をもとに企業の採用担当者による書類選考が行われます。専門職やクリエイティブ職の場合は作品集や成果物、スキルシートなどの提出を求められることもあります。

②筆記試験
一般常識や時事問題、語学、教養、専門分野試験など受ける企業によって対策が必要です。また、作文や小論文を求められることも。筆記試験はいざ挑んでみると苦労する人も多いので、市販されている問題集などを利用して一通り勉強することをおすすめします。

③適性検査
企業と応募者の適性を見極めるためのテストです。その企業に入りたいからといって、自分をよく見せたり、嘘をついたりせず、正直に答えましょう。入社後、実際の仕事内容や職場風土と、自分の性格や志向性とのギャップが大きければ、いかに能力があっても活躍するのは難しいといえます。

④面接
企業によって回数や面接者はさまざま。人事担当者、役員、社長と進んでいく企業もあれば、最初から社長と面接なんてケースも。どんな面接の場であれ、自分と企業の相互理解を深める場であることには変わりありません。志望動機や自己PRをしっかり整理し、偽りない自分で面接に臨みましょう。

⑤内定
内定の通知が届いたら入社意思を示し、書面で労働契約を交わして正式に採用決定となります。
その際に、入社日や勤務条件(給与、仕事内容、勤務地など)に不明点がないかをしっかり確認しましょう。

転職するかどうか決めきれないときは

転職したいという想いはあっても、情報収集に苦戦したり、決断する勇気が出なかったりということもあるでしょう。

そのような場合には転職相談を受けるという選択肢があります。多くの転職エージェントでは無料の転職相談会を実施していますので、気軽に申し込んでみるとよいでしょう。

関連記事

転職や今後のキャリアを考えたときに、転職相談のカウンセリングを受けようと思う人は多いのではないでしょうか。ここでは、カウンセリングの利用方法やよくある相談内容、より良いカウンセリングを受けるためのポイントなどを解説します。 転職相談[…]

関連記事

日本では2020年に319万人が転職しており、そのうち15歳~24歳は59万人、25歳~34歳は73万人、35歳~44歳は60万人、45歳~54歳は59万人となっています。「30歳を超えたら転職は厳しい」「35歳転職限界説」は過去のもので[…]

関連記事

転職活動の相談は誰にするのがよいのでしょう。ひとくちに転職活動と言っても、いくつかの段階があり、適切な相談相手はそれぞれ異なります。自分が現在どの段階にあり、誰になにを相談するのがよいのかをしっかりと理解することが転職活動の第一歩です。 […]

STEP② 求人を探す

求人の探し方

求人の探し方には、大きく9つの方法があります。

  1. 知人紹介
  2. ハローワーク
  3. 求人サイト
  4. 求人誌
  5. スカウトサイト
  6. 転職エージェント登録
  7. 企業採用ページ
  8. 転職フェア
  9. ビジネスSNS

自分に合った方法で、求人を探していきましょう。

関連記事

転職活動において最も重要な情報は、求人ですよね。インターネットで「求人」と検索すると、いろいろなサイト・サービスが見つかると思います。その中で、自分に適したサイトはどれなのか、どのサービスに登録すべきなのか。今回は求人の代表的な探し方9つ[…]

関連記事

病気になったら病院へ、家の購入はハウスメーカーへ、保険は保険代理店へ。何かに困ったとき、大きな決断をするとき、より詳しい情報が欲しいとき、それぞれの専門家、プロにお願いすることがあるかと思います。転職にも、転職支援を行うプロがいます。転[…]

自分にとっての『よい求人』とは

あなたが見つけるべきは、数多くの求人ではありません。あなたの実現したいことが叶う求人です。年収やポジションだけで測れるものではないので、見つけ出すのは簡単ではありません。

いま一度、「人生で何を成し遂げたいのか」「もっとも大切なことは何か」という根本・本質的視点から考えてみましょう。

関連記事

日ごろ転職相談でお寄せいただく質問にリージョンズのコンサルタントがお答えします。今回は「良い会社の見つけ方」についてのご相談です。 ※個人情報保護のため質問内容は一部加工しています。 現在、神奈川県に妻と子ども1人と住[…]

関連記事

この前、久しぶりに高校の同窓会があったんですよ。わたしも50半ばになりましたけど、最近になって、「お前はいいよなぁ。地元で暮らせて。幸せそうだよなぁ」って言われるんですよ。 これは、とある人事部長が語ってくれたエピソードです。 […]

STEP③ 選考・面接対策

履歴書・職務経歴書の書き方

職務経歴書を通じて採用担当者がもっとも知りたいのは、あなたがこれまで「何をしてきたのか」、そして現在「何ができるのか」。自身のキャリアを時系列で整理し、いつ、どこで(会社・部署など)、どのような仕事をし、どのような成果を残したかという内容を中心に職務経歴書を作成してください。

職務経歴書には、書類選考の材料という役割の他に“面接時の台本”という役割があります。採用担当者が興味を持ち、思わず質問をしてしまう内容となるよう心がけてください。その際、具体的な数字や実績(行動の件数や前年比実績、目標達成率、社内外の受賞歴など)を記入することがポイントです。

応募する企業によってアピールするポイントを変えたり、項目を変更したりすることもありますが、まずは元になる原本を作成することから始めてください。職務経歴書を作成することは、自身のキャリアを振り返り、面接でPR すべきことを整理する作業ともいえます。材料集めを入念に行い、採用担当者が採用したくなる自身のカタログとなるよう作成しましょう。

面接準備のポイント

面接は採用する側と採用される側の相互理解・不安解消の場です。

とはいえ、1時間程度の面接で十分な相互理解を図るのは至難の業。本来の自分をだせないまま不合格となってしまうこともあります。そのため、事前に入念な準備をして臨むことが重要です。

関連記事

転職活動の最大の山場ともいえる面接。緊張でうまく応対できない……という悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。ここでは転職面接でよく聞かれる質問について、考え方のポイントや伝え方のコツを徹底的に解説します。 監修:福澤 謙二郎[…]

Web面接(オンライン面接)について

コロナ禍以降は、Web面接を実施する企業が増えてきました。新時代の面接マナーとして、Web面接での振る舞いを心得ておくのも大切です。

関連記事

「ワイプ芸」を知っていますか? テレビ番組のVTR中にタレントの方々が画面端の小窓で見せるリアクション、あれを「ワイプ芸」といいます。転職の選考において主流となっているWeb面接(オンライン面接)で面接官の心をつかむには、このワイプ[…]

STEP④ 内定承諾・退職の準備

内定を受ける際の注意点

内定は転職活動のゴールではありません。むしろあらかじめ設定した転職の目的やキャリアのマイルストーンを実現していくためのスタートラインといってもよいでしょう。ここでどのような決断をするかは、入社後の仕事の向かい方に大きく影響を与えます。

転職の決断は軽いものではありません。その決断がご自身のキャリアに大きな影響を及ぼすのはもちろん、家族や周囲の方の人生にも関わってくるものです。しっかり段取りをして納得できる決断をしてください。

退職交渉について

退職交渉には強い意思が必要です。一度退職を持ちかけたら引く事はできないという覚悟を持って話し合いに臨みましょう。引きとめにあって迷ったら、もう一度転職の目的に立ち返って考えてみましょう。情に流されず冷静に考えることが大切です。

一方で、退職まであまりに時間がかかると最悪の場合内定取り消しということも。転職先の要望に応えられるようできるだけ努力しましょう。とはいえ、現職でも決して手を抜かず、最後まで全力で仕事に邁進しましょう。そうした姿は必ず周囲に伝わります。立つ鳥跡を濁さずの姿勢で引き継ぎなど残った仕事に取り組みましょう。

関連記事

転職先から内定を得て入社する意思が固まったら、さっそく退職交渉を始めましょう。「立つ鳥跡を濁さず」という言葉もあるように、退職交渉はスムーズに進めたいものです。しかし、最近では予想外のトラブルに発展してしまうケースも散見されます。トラブル[…]

入社前に

入社日に出社する場所と時間を必ず確認しましょう。また、事前に必要な手続きや書類等がないかも確認します。自己紹介を求められる場面も多いでしょうから、簡単なコメントを用意しておいてもよいかもしれません。

入社

ご入社おめでとうございます。人生で何を成し遂げたいのか、もっとも大切なことは何か、ここで何を手に入れるのか……。転職活動を始める前に確認したキャリアプラン、人生プランを忘れることなく、新しい環境でご活躍されますことをお祈りいたします!


転職活動のおおまかな流れはイメージできましたか?ここからが転職活動のはじまりです。納得のいく転職を実現できるように、一つひとつのステップを丁寧に進めていきましょう。

ひとりで進めていくことに不安がある場合は、転職エージェントやキャリアコンサルタントなどプロの力を借りるのも一つの手です。履歴書・職務経歴書の添削や面接指導はもちろん、企業とのやりとりの代行、転職理由や志望動機の整理などを手伝ってもらうことができます。無料相談を実施している転職エージェントも多くありますので、一度相談してみるとよいでしょう。