求人の探し方|違いを理解し自分に合う方法を見つけよう

転職活動において最も重要な情報は、求人ですよね。インターネットで「求人」と検索すると、いろいろなサイト・サービスが見つかると思います。その中で、自分に適したサイトはどれなのか、どのサービスに登録すべきなのか。今回は求人の代表的な探し方9つについて、その違いを説明していきたいと思います。

知人紹介

家族や友人はもちろん、取引先や元同僚などのビジネス上で知り合った人など、これまで自身の築いてきた人脈を活かして求人を探す方法です。仕事との出会いは意外な場所に潜んでいることも。具体的にやりたいことがある場合は、周囲の人に相談しておくとどこからか話が舞い込んでくることがあるかもしれません。

ハローワーク

ハローワークとは、職業紹介、雇用保険、雇用対策などの業務を行う国(厚生労働省)の機関です。企業が人材を採用する際、求人サイトや転職エージェントを利用すると求人掲載料や紹介手数料を支払う必要があります。しかし、ハローワークは無料で掲載・採用ができるため、採用する企業にとって利用しやすい機関となっています。「とりあえずハローワークに求人を出しておこう」という形で、他の媒体には掲載されていない思わぬ求人が出ていることがあります。特に地方の中小企業などでは、求人サイトや転職エージェントを使わず、ハローワークだけで採用活動を行う企業も多いようです。ハローワーク インターネットサービスでは、Web上で全国のハローワーク掲載求人を閲覧することができます。まずは一度検索してみてはいかがでしょうか。

求人サイト

求人サイトに掲載されている求人は、いわゆる求人「広告」であり、多くの人に自社の採用活動を広く知らしめるのに適した媒体です。そのため、大量採用や未経験OKなど応募資格を問わないポジションの求人が多く掲載されている傾向があります。特別な技能を必要とする業種、管理職以上のコアポジションなどの掲載はあまり多くありません。求人サイトの良さは、他の媒体に比べて掲載されている求人数が多いことです。サイト上で、さまざまな条件から求人を検索することができ、いろいろな求人を見てみたい方にとっては使いやすい媒体と言えるでしょう。最近では医療、建設、ITなど業界に特化したサイトや、より細かい条件設定ができるサイトなど、独自の特徴を持った求人サイトが増えています。自身の希望に合わせてサイトを選び、使いこなすことが大切です。

求人誌

かつては紙媒体の求人誌が求人広告の主流でしたが、近年ではWebの求人サイトへと移行しています。求人誌に掲載されている求人は未経験OKや年齢不問など募集の間口が広いものが多く、とくに飲食店、警備員、ドライバーなどの求人が多く見られます。配布されるエリアに特化した求人が掲載されているため、自宅から通える距離の求人を探す場合やアルバイトやパートといった雇用形態を考えている場合には活用すると良いでしょう。

スカウトサイト

転職エージェントや企業から「スカウト」が得られるサービスです。求人サイトと一体になっている場合も多くあります。ご自身の登録した経歴情報を見た採用担当者から個別に連絡が届くので、書類選考合格の可能性が高くなり、企業からの面接確約をもらえる場合さえあります。自分の経歴を活かせるキャリアを採用側が提案してくれる形となるので、自分では考えつかなかった思わぬ求人との出会いとなることも。ただし、自分で求人を選び採用を進めていく媒体ではないので、行きたい企業がハッキリしている人には不向きと言えます。また、キャリアによって、数百通のスカウトを受け取れる人もいれば、一方で全くスカウトが届かない人もいます。そのほか、スカウトは採用担当者の判断で行われるため、自分の経験や希望と異なる見当違いのスカウトが送られてくることもあります。

転職エージェント登録

転職エージェントは求人紹介も含めた転職活動全般を支援するサービスであるという根本的な違いがあります。エージェントへ自身の経歴や希望を共有すると、エージェントがその希望に合った求人を提案してくれます。単純な希望条件だけではなく、自身の価値観や転職を通して実現したいことをしっかりと伝えることで、求人サイトの検索では見つけきれない真に自分に合った求人を見つけてくれる可能性があります。また転職エージェントはコンフィデンシャル求人を持っている場合も多く、高いスキルや経験をもつ方やハイクラスポジションでの転職を希望する方には自身の希望に合致する求人が見つけやすいとも言えるでしょう。また、エージェントによっては企業と深いコネクションをもち、企業についての詳しい知識・情報を持っています。企業のビジョンや社風、労働環境にこだわりがある場合もエージェントサービスを利用するとよいでしょう。転職エージェントでは、このように求人を紹介してくれるほか、面接の日程調整や応募書類の添削や面接対策のアドバイスなどの転職活動全般のサポートをしてくれます。このような求人探し以外の部分にメリットを感じて登録する人も多くいます。

企業採用ページ

企業の公式HPには、「採用情報」のページがあるのが一般的です。入社したい企業がはっきり決まっている場合には、この採用情報ページを確認してみましょう。

転職フェア

いわゆる合同企業説明会です。一度に多数の企業の説明を受けることができるため、希望がまだはっきりと決まっていない人、なるべく多くの企業を見ておきたいと考えている人へおすすめです。転職フェアの一番の特徴は、「企業の担当者と直接会える」ことにあります。実際にその企業で働く人と会い、話をすることで、企業に対する印象が変わることもあるでしょう。コロナ禍以降はオンラインでの開催も増え、より参加しやすくなりました。企業との出会いの場として参加してみてはいかがでしょうか。

ビジネスSNS

近年ではビジネスSNSを使った採用活動も盛んになってきました。一般的に使われているFacebookやInstagram、Twitterのようにプライベートの活動を投稿するSNSではなく、ビジネス上での関係構築に特化したつくりとなっています。アメリカ発のLinkedIn、日本初のWantedlyなどが代表例です。企業と転職希望者がSNSの気軽さでコミュニケーションを取ることができる仕組みを構築しています。ビジネスSNSのなかに求人サイトやスカウトサイトとしての機能も含まれていますので、コミュニケーションの延長線上で求人を見つけることが可能です。そのほか企業主催の勉強会や懇親会に参加することができ、ビジネスSNSは、中長期的に自分の共感できる企業を探したいと考えている人に向いている求人の探し方と言えます。


転職市場が盛んになるにつれて、求人の探し方も多様化してきました。いずれの探し方においても、自分で自身の希望する求人を理解し、各媒体やサービスを活用することが転職成功の鍵と言えます。また、一つの探し方に固執せずに平行して複数の方法を試していきましょう。