【4分で読める】面接官を納得させる転職理由(退職理由)の伝え方

転職理由はどうしてもネガティブな要素(不満や不安など)が伴います。しかしその不満や不安をそのまま語っても面接官には理解してもらえません。では面接官を納得させるためにはどのように転職理由を伝えると良いでしょうか。面接対策をスタートさせるにあたって、まずは押さえておきたい転職理由のポイントをまとめました。

なぜ面接官は転職理由を聞くのか

面接ではほぼ間違いなく転職理由を聞かれます。面接官はなぜ転職理由を聞くのでしょうか。面接官が転職理由を聞くことで確認したいことを知っておきましょう。

すぐに辞めてしまわないかを確認するため

面接官の立場としては、入社してもすぐに退職してしまう人は採用したくありません。転職理由を聞くことにより、安易に転職を考えていないか、転職理由を解消するためにどれだけ努力したか、ということを確認しています。

転職理由が自社で解消できるものかを確認するため

面接官は、応募者の転職理由が自社で解消できると思えなければ採用しません。転職理由は候補者が「この事象が起きたら私は退職します」と言っているようなものですから、面接官はそれと同じ事象が自社で起きないかを確認しているのです。

転職回数が多い人は疑念を持たれる
転職した回数だけ退職理由が存在します。単純に考えると退職理由が多ければ多いほど、自社でその理由に近しい事象が起こるリスクが高まります。それゆえ面接官は採用に慎重になってしまうのです。それ以外にも、転職回数が多い場合、その人自身に問題があるのではないかと疑念を持たれるケースや、繰り返し同じ理由で転職をしている場合、失敗から学べない人と判断されるケースがあります。

転職理由を伝える上での基本的なスタンス

転職理由を伝えるにあたって、まずは基本的なスタンスを理解しておきましょう。この基本的なスタンスを持っていないと、内定が得られない、もしくは、良い会社だと思ったのに入社してからこんなはずではなかったと後悔してしまうことがあり得ます。

自責の精神と謙虚な姿勢を持つ

転職理由をすべて他責(会社や上司の責任)にする人がいますが、それは避けましょう。会社にあなた以外の社員が1人でもいるとすれば、少なくともその社員にとっては退職するほど悪い会社ではないということです。会社が100%悪いのではなく、あなた特有の事情もあると理解しておくことが大切です。

嘘はつかない

転職理由を伝えるとき、嘘をつくことは絶対に避けましょう。正直に伝えて落ちたとしたら、あなたにとって「転職理由が解消できない会社」「入社すべきではない会社」です。自分の状況や感情を含めて転職理由を面接官に正しく理解してもらうための「伝え方」を考えることは大切ですが、それは嘘をつくということではありません。

志望動機との一貫性を意識する

転職理由の次に聞かれることは志望動機です。転職理由と志望動機に一貫性がないと、嘘をついているのではないか、理論的思考力がないのではないか、と思われてしまいます。

転職理由をうまく伝えるポイント

面接官に「なるほど。それなら転職しますよね。」と納得してもらえるように、転職理由を伝えなくてはなりません。転職理由をうまく伝えるにはどうすれば良いか。そのポイントを見ていきましょう。

転職理由を解消するために努力したことを伝える

転職(退職)するということは、今の会社に見切りをつけるということです。見切りをつけることは仕方がないとして、重要なのはその決断に至るまでにどれだけ努力をしたかということです。例えば、残業が多いことが転職理由だとした場合、会社(社長・上司)に対して残業を減らすための建設的な提案をどれだけ行ったかがポイントとなります。時間削減のツールをコストシミュレーションとともに提案するなど、できることをやった上で、転職理由が解消できなかったというストーリーがあれば、面接官を納得させやすいでしょう。

抽象的な表現ではなく個別具体的に伝える

転職理由を正しく面接官に理解してもらうためには、ありきたりな表現は避けましょう。キャリアアップできない、頑張りが評価されない、というだけでは、面接官には伝わりません。あなたの状況や感情がカラー映像で面接官がイメージできるレベルまで個別具体的に伝えることを意識しましょう。

客観的な事実・数字を伝える

給料が低い、残業が多い、上司からのパワハラ、社風が古い、どれも感じ方は人それぞれです。こうした転職理由を伝えるときには、まず客観的な事実・数字を伝えたうえで、あなたが感じたことを伝えましょう。

「Uターンしたい」は転職理由としてOKか?
「Uターンしたい」は立派な転職理由で、面接官の理解も得られやすいものです。特に転勤の心配がない地元企業への転職であれば、志望動機との一貫性も担保されます。ただUターン転職で大切なのは、「Uターンしたい(しなければならない)理由」です。そこまでしっかりと語れるように準備しましょう。

面接を納得させる転職理由を語ろう

転職理由の伝え方を考えるにあたって重要なポイントをまとめました。今回紹介したポイントに基づいて自分自身の転職理由を面接官に納得してもらえるように準備をしましょう。リージョンズでは一人ひとりの転職理由の実情を踏まえて、面接でどのように伝えると良いか、個別具体的にアドバイスも行っています。北海道・宮城・栃木・茨城にUターン転職をお考えであれば、ぜひエントリーしてください。

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