「この仕事は良いことしかありません。」そう言い切るのは、2014年4月、リージョンズに入社した荻野智史さん。
当初は転職自体を考えていなかった荻野さんがリージョンズを選んだ理由、そして、人と企業の新たな未来づくりへのやりがいをインタビューしました。
荻野 智史(Ogino Satoshi)
立命館大学卒業後、日立製作所グループのメーカーに入社し人事・労務に従事。2014年に日本キャリア開発協会認定CDA(career development adviser)を取得。同年、妻の地元北海道・札幌へUターン。リージョンズに入社し、コンサルティング業務に従事している。
社長ブログに魅了されリージョンズの扉をたたく
── 早速ですが、荻野さんはどのような経緯でリージョンズに入社されたんでしょうか?
実は、最初はリージョンズという会社のことも知りませんでしたし、そもそも転職する気もなかったんです。前職では本州で仕事をしていたのですが、妻の地元である北海道へ移住することを決めまして、最初の1年間は自営業を行っていました。ただ、そのときの私は営業の経験がなかったので、営業経験を積めば自営業にもっと活きるのではないか、と考えていました。
そこで、最初は「期間限定でできる営業職」を探していたんです。いろいろと求人を見ていく中で、たまたまリージョンズの求人を見つけました。会社を調べていくうちに高岡さん(編集部注:代表の高岡)のブログを発見して、それを読んだことが、入社の一番大きなきっかけになりました。ブログから滲み出る高岡さんの魅力に惚れたんです。
結局、応募しようと思っていた有期契約の営業職は取りやめて、リージョンズにだけ応募しました。ブログが無かったら私はいまここにはいないでしょうね(笑)。それくらい衝撃的な出会いでした。
── そうだったんですね。ブログのどういったところが荻野さんに刺さったのでしょうか?
創業してから6年分くらいの記事があって、それを全部読みました。
当時のリージョンズは年間売上が数百万円程度でしたが、ブログの中では1億円を目指すとか1000億円を目指すとか、凄まじい背伸び感で語っていたんですよ。記事の書きぶりからも、本気でやろうとしていることが伝わってきました。そんな志の大きいところにまず惚れましたね。
もうひとつ、リージョンズの仕事自体にも興味が湧きました。私はもともと人の人生に関わることに興味をもっていたので、キャリアコンサルタントなら、それができると考えたんです。
また、前職は人事部で働いていまして、さまざまな施策を社長に直接提案できたので、会社を動かしているという実感がありました。それにやりがいを持っていたので、採用コンサルタントとして、クライアントの経営者に提案していくのも面白そうだと感じました。
リージョンズは一人が企業も転職希望者も担当していますので、そのどちらの仕事にも興味を持ったんです。
この仕事は良いことしかない。人と企業のご縁結びで発揮できる介在価値
── 今の仕事のやりがいはどんなところにありますか?
人と企業の最良のご縁を作る、というのが一番のやりがいですね。人の採用を通して企業が大きく成長する、また、転職を通じて人の人生が変わる、未来が変わる、というようなお手伝いができるととても嬉しいです。
以前、転職希望者に内定を伝えたとき、電話口で泣いて喜んでくれた方がいました。自分がいなければ生まれなかった縁結びが出来た、介在価値を発揮できた、とものすごく嬉しかったのを覚えています。
── 泣いて喜んでくれるって、とても嬉しいエピソードですね。そうした最良のご縁を作るうえで、荻野さんが大事にしていることはありますか?
最良のご縁は、人と企業の二者間のニーズが、本当の意味で合致したときに生まれると思っています。そのために大切なことは、上辺のニーズだけを聞くのではなく、その背景にある価値観や考え方をしっかりヒアリングすることですね。
たとえば、「年収600万円以上の営業職が希望です」と言われて、「ではこの求人をご紹介します」といった表面的・機械的なやり取りをするのであれば、私が間に入る意味はないと思います。
おせっかいかもしれませんが、企業にも人にも、将来展望・価値観・考え方・背景について深堀って会話し理解した上で二者を結びつけることを大切にしています。
── なるほど。そこまで詳しく知ってもらったうえでご紹介してもらえたら安心ですね。でもそう簡単なことではないと思うのですが、仕事の難しさはどんなところにありますか?
本当のニーズを知りたいと思っても、誰もがすぐに本音を話してくれるとは限りませんから、そこが難しいところですね。むしろ、本音の本音といった部分は、知ることができないときの方が多いと思います。それを知るためには相手と関係性を作ることが大切なのですが、特に初回の面談のときは相手も警戒していると思いますし、簡単にはいきません。
ではどうすればいいかというと、やはり相手が何を思っているか真摯に聞き続けることしかできませんね。それが全てだと思います。
── ありがとうございます。荻野さんが真摯に向き合っている姿が想像できますね。ちなみに、荻野さんがリージョンズで働き続けるモチベーションの源泉はなんなのでしょうか?
入社したときの理由とほぼ変わっていませんね。高岡さんの背伸びがちな目標設定が好きですし、考え方や人柄も好きです。
そして、私たちの仕事は良いことしかありません。無事にご縁が結べたら、転職希望者も企業もどちらも嬉しいですし、私たちも介在価値が発揮できます。そうして企業からフィーをいただき、利益を上げることで次の投資に回せます。そして、それがまた新たなご縁につながっていく。良いことしかないですよね。
── 最後に、今後の荻野さんの目標を教えてください。
リージョンズは企業に対して「経営課題を解決する」とうたっています。それは単に求人を預かって人を紹介する、ということではないんですよ。経営層の頭の中にある経営課題をヒアリングして、採用という形で課題解決のお役に立つこと、そして転職する方の新たな未来づくりのお役に立つことが私たちの仕事です。今後もそれを追求していきたいですね。