コンサル会社の40代人事が、北海道で営業にキャリアチェンジ|鎌田 真知子

約20年間、リクルートグループの人材開発・人事コンサルティング会社で人事・総務のキャリアを歩んできた鎌田さん。40代半ばで選択したのは、見知らぬ土地・北海道での未経験職種への挑戦でした。

リージョンズでもアシスタントからはじまり、コンサルタント、マーケティング部門のマネジャー、現在はフルリモートで栃木専任のコンサルタントと目まぐるしく役割を変化させています。どんな変化も軽やかに楽しむ鎌田さんにこれまでの経緯や仕事への取り組み方についてインタビューしました。

鎌田 真知子(Kamada Machiko)
宮城県仙台市生まれ、岩手県育ち。埼玉大学卒業後、大手流通小売業の人材開発部勤務を経て、リクルートグループの人材開発・人事コンサルティング会社勤務。経営企画部門に所属し、人事・総務の一連の業務に携わる。2014年に夫の郷里である札幌に移住し、リージョンズ株式会社へ入社。現在は栃木専任コンサルタントとして採用支援/転職支援の両面を担当、北海道と栃木を行き来している。

リージョンズを選んだのは「売れるアシスタント」になりたかったから

── 鎌田さんはリージョンズに入社する前は東京で働いていましたね。

人材開発・人事コンサルティングの会社で、人事・総務や社長秘書の仕事をしていました。20年ほど勤めていましたが、家族で北海道に移り住むことになり退職しました。

北海道に引っ越したとき、前職の知人にリージョンズの転職支援サービスを紹介されて登録したんです。求人を紹介してもらって、いくつか面接も受けました。そのひとつがリージョンズのコンサルタントアシスタントのポジションでした。最終的に、リージョンズともう1社、どちらに行くかで悩みましたね。

── リージョンズを選んだ決め手は何だったのでしょう?

営業ではない役割でも、売上を上げることにダイレクトに関われると思ったからです。

ずっと間接部門で仕事をしていて、会社の業績を上げるための組織や制度・風土のあり方には関心がありました。でも実際に自分自身が売上をつくるという仕事はしたことがなく、自分にできると思ったこともありませんでした。

コンサルタントアシスタントというポジションを聞いて、リージョンズのような小さな規模の会社であれば、自分の関わり方次第で、直接的に売上をつくるところに関われそうだと思いました。それを期待されていたのかは分かりませんが、面白そうだと思ったんです。リージョンズにとって初めてのアシスタント採用だったそうです。

40代からの挑戦。初めての営業職とリーダーポジション

── リージョンズにはアシスタントとして入社しましたが、これまでコンサルタントやマーケティングなど様々な業務に携わってきましたね。

財務のようなお金に関わる仕事以外は経験していますね。自分でもこんなに色々やるとは思っていませんでした(笑)。

── 3年目からはコンサルタントとして目標数字をもつようになりました。

せっかくだから面談してみる?営業もやってみない?と、仕事の幅をどんどん広げてもらいました。

アシスタントの仕事で、企業と転職希望者をマッチングしたり、選考が進んで企業と直接やり取りをしたりという経験を通して、「ダイレクトに貢献できている」という実感があったんです。それが面白いと感じていたので、営業にも抵抗なくチャレンジできました。アシスタントでいろいろな経験を積んだことが、コンサルタントの道に進むきっかけになりましたね。

── 入社当初は想像していなかった姿ですね。

そうですね。営業を始めたころは、すでに取引のあるお客様の引継ぎがメインだったので、思ったよりスムーズにできました。

でも、まさか営業未経験の自分が40歳を過ぎてあの手この手で新規開拓をしたり、一人でお客様と商談したりということは考えてもいませんでした。やってみたら意外とやれることも多くて、楽しかったですね。この年齢になっても新しいことにチャレンジする機会があるのはありがたいです。

── そして2019年にはマーケティング部門のマネジャーに。

それまでは、マーケティングを担当する組織はなくて、アシスタントが兼務で各エリアのマーケティング施策を担っている状況でした。散らばっているノウハウを集約して、全社として強いマーケティング組織をつくるために新しくチームが組まれ、リーダーを務めることになりました。

── コンサルタントの仕事と違うところが多かったのではないでしょうか。

そうですね。コンサルタントの経験がマーケティングに活きることも多いのですが、使う筋肉が違うので勉強になりましたね。前職でもマーケティングの経験はなく、チームマネジメントも初めてだったので最初は不安でした。

マーケティング部門で私が大切にしていたことは、チームメンバーそれぞれのやりたいことや持ち味を活かして、全員がモチベーション高く仕事をし、会社の業績に貢献するということです。マーケティングについてのノウハウや各エリアの市場動向についてはメンバーの方がよく知っているので、私がやるべきなのはメンバーがパフォーマンスを発揮できるように押し上げることだと考えていました。

── たしかに鎌田さんは「何がやりたい?」とよく聞いてくれましたし、メンバーはほぼ全員リモートなのに、実際に集まっているかのようにワイワイ仕事をしていた記憶があります(※)。

(※)インタビュアーは鎌田さんの元部下

前職で組織のあり方やモチベーションを上げる取り組みに関心があったと言いましたが、マーケティング部門でもそれを実現したくて、メンバーの声を聞くことを大切にしていました。実際にできていたかはわかりませんが、全員が主体性をもって仕事をしているように感じられたので、それが嬉しかったです。

例えば、ほんの1時間くらい席を外しただけでTeams(社内用チャットツール)の未読通知が100件以上溜まっていて。ひとつの施策についてのチャットでメンバーがどんどん意見を出し合って、凄い数になっていたんです。それを見た時に本当に頼もしく思いました。どんなプロジェクトや施策もみんながどんどん意見を出して進めていくし、難しそうなアイディアも猛スピードで成し遂げていくメンバーが誇らしかったです。

会社初のリモートコンサルタント

── マーケティング部門で栃木エリアも担当するようになり、今では栃木専任のコンサルタントとして活躍されていますね。

基本的には北海道からリモートで仕事をしています。担当地域から離れた場所でコンサルタントの仕事をするとは想像もしていませんでしたが、在宅勤務が社内的に推奨されていましたので抵抗感なく「やってみるか」という感じでした。フルリモートで働くコンサルタントはリージョンズでも初めての試みでしたね。

── 社内にノウハウが無い中でも、成果をしっかり挙げられています。

手探りではありますが、徐々にコツのようなものを掴めているかもしれません。ここ数年のコロナの影響で、世の中的にもリモートワークが当たり前にできるようになったというのが大きいですね。

リモートがハンデにならないよう、定期的に栃木に出張して企業の見学をしたり、お預かりした求人の通勤ルートを自分でも辿ってみたりして、実際の雰囲気を理解するようにしています。

── 栃木にはマーケティング部門で3年以上関わっているとはいえ、遠隔での仕事は大変そうですね。

リモートのデメリットは、企業理解に時間がかかることかもしれません。定期的に栃木に行って企業を訪問していますが、担当しているすべてのお客様とお会いできるわけではありません。百聞は一見に如かずということわざの通りで、オンラインよりも訪問したほうが多くのことがわかるし、転職希望者にもより多くの情報を伝えられると思っています。

── リモートワークのメリットは感じていますか?

メリットも多いですね。ほとんどのお客様がオンライン商談に応じてくれますし、転職希望者との面談も100%オンラインです。都合も合わせやすいのでスピーディに対応できることが最大のメリットだと思っています。リモートワークがメインになってから効率をより意識するようになり、時間の使い方も変わってきたと思います。

抵抗があったキャリアコンサルティングも指導役を担うまでに

── リージョンズに入社後にGCDF-Japanキャリアカウンセラー(※)を取得したり、キャリアコンサルティングの指導役を担ったりされていますね。前職でも面談の経験はありましたか?

(※)米国CCE,Incが認定する、個人のキャリア・ディべロプメントを支援する者に必要とされる基礎的な知識・スキルを持った実務家レベルの日本版資格

面談の経験はありません。むしろ、そういう仕事はしたくないと思っていました(笑)。

前職で外部のキャリアコンサルティングを受ける機会があったのですが、私にはあまりフィット感がなかったんですよね。当時は自分を開示することにすごく抵抗があったんです。だから、自分がそのキャリアコンサルタントの立場になることにも抵抗がありました。当時の上司に「面談のスキルは仕事に役立つよ」と資格取得を勧められても断っていました。

リージョンズに入社してすぐに、キャリアコンサルティングのトレーニングを受ける機会があって、勧められるがまま受講しました。その後、社内でスキル向上のためのロールプレイングや研修に参加し、やる気になりました(笑)。

キャリアコンサルティングについて学ぶことは面白かったですし、実際に転職希望者と面談するようになって、重要性を痛感しました。それと社内では年長者なので、早くスキルを身につけなきゃ……みたいな焦りも自分の中にありましたね。リージョナルスタイルの資格を取得するときは本当に大変で、当時の先輩に毎朝トレーニングしてもらって試験に臨みました。

今ではキャリアコンサルティング能力向上のための社内トレーニングでアドバイスをさせてもらう機会が増えました。私が役立てるのなら喜んでやります、という気持ちで関わっていますね。

チームで仕事をすることが好き。それが私のモチベーション

── 50代に入られて働き方は変わりましたか?

だいぶ変わりました。40代までは、仕事の質も大事だけど、とにかく量をこなすことも大事だと思っていたんです。それが結果につながっていたと思いますし。でも、だんだんと「このままじゃ体力がもたないな」と感じるようになりました。

今は量をこなすのではなく、集中してじっくり考えて取り組むことに時間を割くようにしています。例えば、平日の夜は集中力が落ちてしまうので、できるだけ面談をしません。その代わり土曜日の午前中を面談のために確保しています。リモートワークの普及で、転職希望者も平日日中や土曜日のほうが都合のつきやすい方が多いので、うまくいっていると思いますね。

── 自分に合った働き方で、効率よく仕事をされているんですね。

今はフルリモートで仕事をしていることもあって、自分なりに仕事を組み立てやすいですね。土日に仕事をして、平日に休みをとることもできます。転職希望者は休日に仕事から離れて色々と転職について考えて、それで私を思い出して連絡をくれる方もいらっしゃいます。そんなときはできるだけすぐに電話を折り返したり、メールを返信したりと、連絡をくれた方の気持ちに応えたいと思っています。

── 今後は何をしていきたいですか?

できることがあるうちは色々やってみようと思っています。様々なチャンスを与えてもらって、ご縁に恵まれて今に至っています。私は40歳を過ぎて北海道に来て、リージョンズに拾ってもらったという意識でいるので、会社に役立てることがあるうちは頑張りたいですね。

── そんな意識でいるとは感じられない活躍ぶりです。鎌田さんのモチベーションはどこにあるのでしょうか?

私のモチベーションのベースは、一緒に働いている人たちです。チームで仕事をすることがすごく好きなんですよね。

今はリモートということもあり、個人で仕事をすることが圧倒的に多いです。それでもチームのメンバーや、新しく入社した人が楽しく仕事しているのを見るとホッとしますね。

私がコンサルタントとしてきちんと数字をつくって会社に貢献できたり、それで周囲の人が安心してくれたり、多少は参考にしてくれたり。そういうことができたらいいなと思います。組織のみんながモチベーション高くやりたいことをやっている、それをサポートできる人でありたいです。

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